◎市長(菅原広二君) ただいま議題となりました議案第68号から議案第86号までの
農業委員会委員の任命について、
提案理由のご説明を申し上げます。 本19件は、本市
農業委員会委員の任期が本年7月19日をもって任期満了となることから、議案にお示ししている各氏を任命したいというものであります。 皆様からのご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
吉田清孝君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。15番
三浦利通君の質疑を許します。
◆15番(
三浦利通君) 私から、ただいまご提案されております
農業委員会委員の任命に関する件で、何点かご質問をいたしたいと思います。 現状の男鹿市の農地のこともあわせて、農業の現状というのは、まあ担当の方が一番承知をなさってると思いますけれども、20年ぐらい前、JA秋田みなみが合併されたあの前後から比較すると、恐らく農家数というのは、あのころは2,100戸、200戸ぐらいおったのかなって。で、現状、米を販売してる農家数というのは、もう1,000戸あるかなしまで減っている。しかも、高齢化がご案内のようにどんどん進んで、恐らく60代、65歳前後ぐらいまで、もう高齢化になっておる。あわせて、農地の関係でいきますと、耕作放棄地が特に山間部を中心にどんどんどんどん拡大してる。で、若美地区においても、かつてメロンとか野菜とかさまざまな複合作物をやられておった畑地が、相当やっぱり耕作しなくなってきた。一部は育苗用とか建設用土にあのとおり粘土土が売買されてるっていうな、しかも、その後は穴になってる状態。なかなか容易に畑地として使えないような状態にもなってきてる。まあこのような現状の中で、当局は、
農業委員会に何を期待しているのか、何を求めているのか、その辺についてお聞かせください。 それから、まあ今回は定数19名。学識経験者1人を合わせて19名。で、先ほど言ったようなJR等を考えれば、むしろ19人の定数を削減して、一定数の報酬を
農業委員に支給しながら、今まで以上に活動してもらって、そういう考えも一理あるのかなっていうな気がしますけれども、その辺について当局はどういうふうなとらえ方をしているのか、お聞かせください。 それから、まあ私もかつて議会選出の
農業委員やったことありますけれども、あの当時は、
農業委員会の一つの役割として、時の公共団体に農業振興、農政にかかわる建議、要するに、その時々の農業の現状とか問題、そういう、どうすればいいのかっていうな、当局に対してご意見を申し上げるっていうな、それも大きな役割の一つだというなことがありましたけども、で、
農業委員会法でもそれはきちっと示されておりますけれども、現状の
農業委員会において、それらの当局に対するご意見っていうか、
意見書というか、そういうものが提出等、最近の動きの中でなされているのかどうか、お聞かせください。 以上です。
○議長(
吉田清孝君) 畠山
農業委員会
事務局長の答弁を求めます。 [
農委事務局長 畠山喜美君 登壇]
◎
農委事務局長(
畠山喜美君) 私からは、三浦議員の質問にお答えいたします。
農業委員、今回改選になりますけども、それの定数の削減についてでありますけども、今の現状では、まあ当局としては具体的なそういう考え方までは至っておりませんけども、この後、その点につきましては十分検討していかなければならない点ではないかなというふうに考えているところであります。 それから、
農業委員会に対しまして何を求めているのかというご質問もありましたけども、その点に関しましては、今この場ではちょっと、私勉強不足ですので、ちょっとお答えの方はちょっとできないものでありますので、申しわけありませんけども、よろしくお願いしたいと思います。 以上であります。
○議長(
吉田清孝君) 柏崎
産業建設部長の答弁を求めます。 [
産業建設部長 柏崎潤一君 登壇]
◎
産業建設部長(
柏崎潤一君) 私からは、今、
事務局長の方が答えたことについての、今補足をご答弁いたしたいと思います。
農業委員に何を求めるかということでございます。 今回、
農業委員の候補者の中から
農業委員を選定する中でひとつあったのは、女性や若手農業者、こちらの方を積極的に登用したいというふうなことでございます。また、認定農業者や農業歴の長い人、非常に幅の広い見識を求めたというところでございます。
農業委員の皆様におかれましては、非常に農地の、先ほどお話しありましたように荒廃が進む中で、若手農業者や農地の集積を求める人、また逆に農地を残念ながら手放すといいますか、耕作できなくなってしまったというようなこともございますので、そういう相談を幅広い見識の中で解決していただきたいというふうな思いでございます。 また、その定数に関しましては、今回、この
農業委員会が選挙のところから、選考になってから2回目ということでございます。非常にこう、選考のこれに応募される方も多い中から今回選任いたしました。この19人という人数が多いのかということに関しましては、この2回目の任期の様子、これらを考えながら、今回もいろいろ地区別の考え方とか、その年齢、それから認定農業者、そういうのを加味しましたけれども、これが19人で多ければ、またこの定数に関しても活動の様子等をかんがみながら考えていきたいなと思います。
農業委員会からの市政に対する要望等につきましては、この最近におきましては、特別、正式な形で要望、それから意見というものはありませんけども、
農業委員会総会、活動の中で、事務局の方にるる申し上げてるといいますか、提案されてるものと承知しております。 以上であります。
○議長(
吉田清孝君) 再質疑ありませんか。15番
◆15番(
三浦利通君) まず、畠山
事務局長たまたま4月から農林水産課長、
農業委員会局長を兼ねてるってなこと、この部分、なかなか容易にこう中身わからないかと思います。それはそれでわかりましたけれども、やっぱり当局としては、こういう機会にしっかりとしたよ考え方、理念を、やっぱりこういう場で、なるほどなというような中身、さっきの部長、中身ないっては言わないけれども、説得力にねえもんな。何をやっぱり
農業委員会に期待して、どういうような今の農業の良好な維持管理を含めて何が問題なのかっていうか、こういう時期にやっぱりきちっとよ、おさらい、整理をしながら、やっぱりやっていく。まあ日常、なかなかそういうものが、さっきの
意見書、意見だって、これはやっぱり単に
農業委員会が日常の業務、農地の許認可、これも大事だけれども、プラスアルファ、この部分というのは大事だ。だからやっぱりああいう法律の中にも示してあるはずだ。だからそういうものをよ、相手がもしかすればそういうものが、意識が薄かったり何だりすれば、当局からきちっと求めていくっていうそういう姿勢が必要なんでねえがなって。相当なやっぱり手間暇かけて
農業委員会っていうのは法律で守られてるし、それなりに重要視されている機関なんで、生かしていくっていうそういう姿勢が必要だと思いますけれども、余り期待してねえがら生かす必要もねえっていうことのとらえ方で、部長いいんだべが。確認させてもらいます。
○議長(
吉田清孝君) 柏崎
産業建設部長 [
産業建設部長 柏崎潤一君 登壇]
◎
産業建設部長(
柏崎潤一君) 先ほども申し上げましたように、幅広い人材、それから幅広い知識を持った
農業委員会でございます。ぜひ当局としましても、その意見、それから見識を大事にしながら、農業施策に生かしていきたいと考えております。
○議長(
吉田清孝君) さらに質疑ありませんか。15番
◆15番(
三浦利通君) まずちょっと、先ほど荒っぽい言い方をしましたけれども、
農業委員会に限らず、やっぱり行政機関っていうか、いろんな団体がある中で、やっぱり当局そのものだけでは、やっぱり市のおかれているいろんな課題とか現状をやっぱりなかなか容易にこう解決できない、よくしていけないっていうなこともあろうかと思います。そういった観点では、やっぱりいろんなそういう行政に係る行政機関をよ、可能な限りやっぱり生かしていくっていうか、一緒になって連携を、まあ市長、確か連携とかっていう言葉、しょっちゅう最近使ってるんですけども、この部分はなかなかそこまで至ってないのかなっていう気もしますんで、まずこういう機会にそういう考え方も、ちょっと認識をこう深めながらやっていただければありがたい。特にこう、今回提案されているそれぞれの
農業委員の方にどうのこうのっていう、その考え方は持ち合わせておりませんので。 以上、終わります。
○議長(
吉田清孝君) 15番
三浦利通君の質疑を終結いたします。 ほかにありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本19件については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) ご異議なしと認めます。よって、本19件については、
委員会への付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第68号から第86号までを一括して採決いたします。 本19件については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) ご異議なしと認めます。よって、議案第68号から第86号は、原案のとおり同意することに決しました。
---------------------------------------
△
日程追加の件
○議長(
吉田清孝君) 次に、お諮りいたします。ただいま議会案第25号から第27号までが提出されました。この際、本3件を日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) ご異議なしと認めます。よって、本3件を日程に追加し、一括して議題とすることに決しました。
---------------------------------------
△日程第3 議会案第25号から第27号を
一括上程
○議長(
吉田清孝君) 日程第3、議会案第25号から第27号までを一括して議題といたします。 職員に議会案を朗読させます。
--------------------------------------- [職員朗読] 議会案第25号 地方財政の充実・強化を求める
意見書 議会案第26号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元を求める
意見書 議会案第27号 秋田県
主要農作物種子条例の制定に関する
意見書---------------------------------------
○議長(
吉田清孝君) お諮りいたします。本3件については、会議規則第37条第3項の規定により、
提案理由の説明及び質疑並びに
委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) ご異議なしと認めます。よって、本3件については、
提案理由の説明及び質疑並びに
委員会への付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議会案第25号から第27号までを一括して採決いたします。本3件については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
吉田清孝君) ご異議なしと認めます。よって、議会案第25号から第27号までについては、原案のとおり可決されました。
--------------------------------------- 地方財政の充実・強化を求める
意見書 いま地方自治体には、医療・介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持・確保など、より多く、またより複雑化した行政需要への対応が求められています。しかし、現実に公的サービスを担う人材不足は深刻化しており、疲弊する職場実態にある中、
新型コロナウイルス感染症対策や近年多発している大規模災害、そのための防災・減災事業の実施など、緊急な対応を要する課題にも直面しています。 こうした地方の財源対応について、政府はいわゆる「骨太方針2018」で、2021年度の地方財政計画まで、2018年度の地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保するとしています。実際に2020年度地方財政計画の一般財源総額は63兆4,318億円、前年比+1.0%と、過去最高の水準となりました。しかし、人口減少・超高齢化にともなう社会保障費関連をはじめとする地方の財政需要に対応するためには、さらなる地方財政の充実・強化が求められています。 このため、2021年度の政府予算と地方財政の検討にあたっては、歳入・歳出を的確に見積もり、地方財政の確立をめざすことが必要です。 このため、政府に以下の事項の実現を求めます。 以上をふまえ、下記事項につきまして
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出します。 記 1.社会保障、感染症対策、防災、環境対策、地域交通対策、人口減少対策など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確保をはかること。 2.とりわけ、子育て、地域医療の確保、介護や児童虐待防止、生活困窮者自立支援など、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保および地方財政措置を的確に行うこと。 3.
新型コロナウイルス対策として、新たに政府が予算化した「
新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金」や「
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」については、2020年度の補正予算にとどまらず、感染状況や自治体における財政需要を把握しつつ、2021年度予算においても、国の責任において十分な財源を確保すること。 4.地方交付税における「業務改革の取組等の成果を反映した算定(従来のトップランナー方式)は、地域の実情を無視し、本来交付税に求められる財源保障機能を損なう算定方式であることから、その廃止・縮小を含めた検討を行うこと。 5.「まち・ひと・しごと創生事業費」として確保されている1兆円について、引き続き同規模の財源確保をはかること。 6.2020年度から始まった会計年度任用職員制度における当該職員の処遇改善に向けて、引き続き所要額の調査を行うなどして、その財源確保をはかること。 7.森林環境譲与税の譲与基準については、地方団体と協議を行い、林業需要の高い自治体への譲与額を増大させるよう見直すこと。 8.地域間の財源偏在性の是正にむけては、偏在性の小さい所得税・消費税を対象に国税から地方税への税源移譲を行うなど、抜本的な改善を行うこと。また、各種税制の廃止、減税を検討する際には、自治体財政に与える影響を十分検証した上で、代替財源の確保をはじめ、財政運営に支障が生じることがないよう対応をはかること。 9.地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化をはかり、市町村合併の算定特例の終了への対応、小規模自治体に配慮した段階補正の強化など対策を講じること。10.依然として4兆5,000億円強と前年度を超える規模の財源不足があることから、地方交付税の法定率を引き上げ、臨時財政対策債に頼らない地方財政を確立すること。 令和2年6月30日 秋田県男鹿市議会 議長
吉田清孝 内閣総理大臣 安倍晋三様 内閣官房長官 菅 義偉様 総務大臣 高市早苗様 財務大臣 麻生太郎様 経済産業大臣 梶山弘志様 内閣府特命担当大臣(地方創生規制改革担当) 北村誠吾様 内閣府特命担当大臣(経済再生担当) 西村康稔様
--------------------------------------- 教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元を求める
意見書 学校現場における課題が複雑化・困難化する中で子どもたちのゆたかな学びを実現するためには、教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠です。特に小学校においては、新学習指導要領の移行期間中で、外国語教育実施のため授業時数の調整など対応に苦慮する状況となっています。ゆたかな学びの実現のためには、教職員定数改善などの施策が最重要課題です。 また、明日の日本を担う子どもたちを育む学校現場において、教職員が人間らしく働くために、長時間労働是正が必要です。そのためには、人員増をはかり、教職員一人一人の業務負担を軽減する必要があります。 秋田県においては、厳しい財政状況の中でも、一人一人の子どもに教職員の目を行き渡らせるため、独自の少人数学級を実施しているところですが、義務教育費国庫負担割合は、2分の1から3分の1に引き下げられたままで、自治体財政を圧迫している状況にあります。 こうした観点から、2021年度政府予算編成において下記事項が実現されるよう、
地方自治法第99条の規定に基づき
意見書を提出します。 記 1.子どもたちの教育環境改善及び教職員の働き方改革のために、計画的な教職員定数改善を推進すること。 2.教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、義務教育費国庫負担割合を2分の1に復元すること。 令和2年6月30日 秋田県男鹿市議会 議長
吉田清孝 衆議院議長 大島理森様 参議院議長 山東昭子様 内閣総理大臣 安倍晋三様 文部科学大臣 萩生田光一様 財務大臣 麻生太郎様 総務大臣 高市早苗様
--------------------------------------- 秋田県
主要農作物種子条例の制定に関する
意見書 主要農作物種子法(以下「種子法」という。)を廃止する法案が、平成29年4月14日の参議院本会議で可決・成立し、平成30年4月1日に種子法が廃止されました。 それまでの県行政は、種子法に基づき高品質な原種・原原種の生産・供給及び優良な品種を決定するための試験研究を担い、本県の
主要農作物である水稲、麦及び大豆の安定生産や品質向上に中心的な役割を果たすことにより、秋田県農業の振興に大きな貢献をしてきました。 この種子法の廃止を受けて一部の府県においては、これまで、行政が担ってきた
種子生産業務を外部に移管する等の方針が示され、移管されることになれば種もみの価格上昇や品質低下を招きかねない等の報道がされています。県内の生産現場においても、将来的には優良な品種の選定ができなくなることや種子が安定的に供給されなくなるのではないかという不安が広がっています。 種子法が廃止されて以降、秋田県では「
主要農作物の
種子生産に係る要領」によって
種子行政が行われていますが、要領だけでは予算の裏付けとはならないことを踏まえて、
農業生産県として今後も県行政が
種子生産の中心的な役割を果たし、いままでどおりの
行政対応を継続することに必要な予算及び
関係部署の
人員体制を恒久的に措置する観点から、
主要農作物種子生産に係る県条例を制定することを強く要望します。 以上、
地方自治法第99条の規定に基づき
意見書を提出します。 令和2年6月30日 秋田県男鹿市議会 議長
吉田清孝 秋田県知事 佐竹敬久様
---------------------------------------
○議長(
吉田清孝君) 以上で、本日の議事は終了いたしました。 これにて令和2年6月定例会を閉会いたします。 どうも御苦労さまでした。
--------------------------------------- 午後2時53分 閉会 会議録署名議員 議長
吉田清孝 議員
進藤優子 議員
船橋金弘...